Q40:規制緩和 (蝉が鳴くワケ)
2018.07.28 Sat
今年の夏は、恐ろしく暑いですね...
天気予報の用語に最近、「危険な暑さ」というのが加わりました。
確かに今は、どんな人でも熱中症には真剣に注意しないといけませんね。
夏の暑さを、盛り立てるものに蝉の鳴き声があります。
今朝も窓を開けるとガンガンに聞こえてきました。
この蝉の鳴き声ですが、実はオスがメスに対して存在をアピールするために鳴くのだそうです。
ですので、鳴くのはオスだけです。
蝉のいのちは一週間から10日程度なので、短い期間で生命を残すために、
オスはがんばってアピールしているのですね。
確かに、あの鳴き声には、熱い熱いバイタリティーを感じます。
でもちょっと疑問、みんな一斉に鳴いているようなのですが、
メスは、個々のオスの鳴き声を聞き分けているのでしょうか?
『あのオス、素敵な鳴き方で、ちょっとタイプかも...』という感じで、
えり好みとかしているのでしょうか?
それとも鳴き方とか関係ないのかな?

さて、クイズの問題です。
政府が景気を活性化させるための手段の一つに、規制緩和というものがあります。
では規制緩和の事例で、間違っているのは次のうちどれでしょう?
1、日本電信電話公社を民営化して、自由に電気通信事業が行えるようになった。
2、都市のタクシーを対象に、国が運賃の上限と下限を定めたので、下限より安い運賃のタクシーは走れなくなった。
3、酒類小売業免許が緩和されて、コンビニや通販でもお酒が売れるようになった。
★----------------------------------------☆
答えは、2、都市のタクシーを対象に、国が運賃の上限と下限を定めたので、下限より安い運賃のタクシーは走れなくなった。 です。
タクシー料金の制限は、規制緩和でなく規制強化です。
我が国は自由主義経済ですので、商売したい人は、基本的に自由に行うことができます。
しかし、あまりに自由を放置してしまうと、国民が安全安心に暮らすことができなくなる可能性があるので、一定のルールを設けています。
それが規制です。
例えば、何かモノを作って売るのはいいけれど、公害がでないように作らないといけないとか、
医療行為を生業にするのであれば、ちゃんと医師免許を取得して、それなりに医学の知識がある人でないと行ってはいけないとか、などなど...
しかし、この規制が過ぎると、複数の企業による自由な競争がなく、価格が高いままになって、逆に国民の不利益になってしまうこともあります。
また、時代の変化にそぐわない規制が残ったままになっていると、
新しい産業が生み出しにくくなったりします。
ですので、政府は、経済を活性化して、景気をよくするために、規制を見直して緩和するという政策を検討しています。
只、今まであった規制を緩和しすぎると、国民の安全性などが脅かされたりする可能性があるので、慎重さも求められます。
ですので、地域を限定して、実験的に規制緩和を行って様子をみて、全国に広げようとする政策が進められています。
それが特区(国家戦略特別区域)です。
加計学園問題で、世論的にちょっとマイナスなイメージがついてしまった特区ですが、本来は、経済を活性化するための、規制緩和の実験的な試みです。
例えば、兵庫県の養父市は、農業改革特区として指定されています。
本来は、企業が農地を取得して農業を営むことは不可の規制があるのですが、
養父市では、農業の担い手の減少によって、農業が衰退していくことを変えるために、
企業の農業参入を促して、効率的な農業改革を試みています。
これからの日本経済の成長にとって、規制緩和の進捗は、とても大切なポイントですので、規制緩和がどのように進むのか、ぜひ注目してください。
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確かに今は、どんな人でも熱中症には真剣に注意しないといけませんね。
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この蝉の鳴き声ですが、実はオスがメスに対して存在をアピールするために鳴くのだそうです。
ですので、鳴くのはオスだけです。
蝉のいのちは一週間から10日程度なので、短い期間で生命を残すために、
オスはがんばってアピールしているのですね。
確かに、あの鳴き声には、熱い熱いバイタリティーを感じます。
でもちょっと疑問、みんな一斉に鳴いているようなのですが、
メスは、個々のオスの鳴き声を聞き分けているのでしょうか?
『あのオス、素敵な鳴き方で、ちょっとタイプかも...』という感じで、
えり好みとかしているのでしょうか?
それとも鳴き方とか関係ないのかな?

さて、クイズの問題です。
政府が景気を活性化させるための手段の一つに、規制緩和というものがあります。
では規制緩和の事例で、間違っているのは次のうちどれでしょう?
1、日本電信電話公社を民営化して、自由に電気通信事業が行えるようになった。
2、都市のタクシーを対象に、国が運賃の上限と下限を定めたので、下限より安い運賃のタクシーは走れなくなった。
3、酒類小売業免許が緩和されて、コンビニや通販でもお酒が売れるようになった。
★----------------------------------------☆
答えは、2、都市のタクシーを対象に、国が運賃の上限と下限を定めたので、下限より安い運賃のタクシーは走れなくなった。 です。
タクシー料金の制限は、規制緩和でなく規制強化です。
我が国は自由主義経済ですので、商売したい人は、基本的に自由に行うことができます。
しかし、あまりに自由を放置してしまうと、国民が安全安心に暮らすことができなくなる可能性があるので、一定のルールを設けています。
それが規制です。
例えば、何かモノを作って売るのはいいけれど、公害がでないように作らないといけないとか、
医療行為を生業にするのであれば、ちゃんと医師免許を取得して、それなりに医学の知識がある人でないと行ってはいけないとか、などなど...
しかし、この規制が過ぎると、複数の企業による自由な競争がなく、価格が高いままになって、逆に国民の不利益になってしまうこともあります。
また、時代の変化にそぐわない規制が残ったままになっていると、
新しい産業が生み出しにくくなったりします。
ですので、政府は、経済を活性化して、景気をよくするために、規制を見直して緩和するという政策を検討しています。
只、今まであった規制を緩和しすぎると、国民の安全性などが脅かされたりする可能性があるので、慎重さも求められます。
ですので、地域を限定して、実験的に規制緩和を行って様子をみて、全国に広げようとする政策が進められています。
それが特区(国家戦略特別区域)です。
加計学園問題で、世論的にちょっとマイナスなイメージがついてしまった特区ですが、本来は、経済を活性化するための、規制緩和の実験的な試みです。
例えば、兵庫県の養父市は、農業改革特区として指定されています。
本来は、企業が農地を取得して農業を営むことは不可の規制があるのですが、
養父市では、農業の担い手の減少によって、農業が衰退していくことを変えるために、
企業の農業参入を促して、効率的な農業改革を試みています。
これからの日本経済の成長にとって、規制緩和の進捗は、とても大切なポイントですので、規制緩和がどのように進むのか、ぜひ注目してください。
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