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Q35:地震保険 (“もったいない”認知バイアス)

2018.06.22 Fri
この度の大阪北部を震源とする地震により、被害に遭われた方々へ心からお見舞い申し上げます。

6月18日の地震が起きた時刻、私は丁度仕事先に向かっていまして、電車内にいました。

緊急停車した最寄のJR西宮駅に、運転再開まで2時間ぐらい待機していたのですが、
目途が立ちそうにないので、仕事はキャンセルになり、帰宅することになりました。

電車は、私鉄、JRとも完全に止まっているので、何とかバスを乗り継いで帰ろうと思い、
JR西宮駅から出ているバスの行先を調べようとバス停までいってみると、
すでに長蛇の列。

因みにタクシー乗り場も長蛇の列。

方角的には、家に一番近づく阪神尼崎駅行がよさそうだったのですが、一番列が長い感じでした。

ただ時刻表をみると20分ごとに本数があるようでしたので、
ある程度待てば乗れるだろうと思い並ぶことにしました。

ところが、待てど待てどなかなか来ず、やっと40分ぐらいしてから来たのが、
すでに満員で、先頭の数名が乗れる程度でした。

それでも待つしかないので、じっと待っていましたら、
次は1時間後ぐらいにきて、また先頭の数名が乗れる程度。

恐らく道路は渋滞なのでしょうが、それでも20分ごとに本数がある割にはぜんぜん来ない!

逆向きの、阪神西宮駅行きは20分ぐらいで来ている感じです。

なんでだろう...と考えて、ふと気づいたのですが...

『基本的に大阪に向かっている人が多いので、阪神尼崎駅行きはとても混んでいる。

そして、阪神尼崎駅行きのバスは、阪神西宮駅が始発である。

(阪神西宮駅→JR西宮駅→阪神尼崎駅)

なので、阪神西宮駅から乗る人ですでに満杯になってしまった場合、JR西宮駅で降りる人がいなければ、JR西宮駅は止まらずにそのまま阪神尼崎駅に向かう。

今は鉄道はストップしているので、阪神西宮駅から乗ってきた人でJR西宮駅で降りる人はほとんどいない。

JR西宮駅のバス亭はロータリーにあるので、バスがそのまま国道2号線を通過していてもだれも気づかない。

ということは、いったん逆向きの阪神西宮駅行のバスに乗って、阪神西宮駅まで戻ってから並んだ方が確実なのでは?』


しかし並んでからすでに時間が経っていて、
私の後ろにはかなりの長蛇の列があります。

せっかくここまで待ったのに、もったいないかも...

あともう少し待てば、乗れるかもしれないし...

もし阪神西宮駅まで戻っても、また長蛇の列に並びなおさないといけなくて、結果的によけい遅くなるかもしれないし...



などなど、もんもんと葛藤してなかなか踏ん切りがつかず、
そのまま延々と2時間ぐらい待って、ようやく乗ることができました。

結局どっちが早かったのか本当のところはわかりませんが、
後で冷静に考えてみれば、気づいた時に潔く動いていた方が、
かなりの確率で早かったのではないかと思います。

「せっかく待ったのにもったいない」という、
自分のちょっとセコくて非合理的な思考の偏り(認知バイアス)を
痛感してしまいました。

まるで株式の損切がなかなかできない人みたいだ...

そして渋滞であまり進まない満員のバスの中で、
運転手さんから阪神電車が運行を再開したとのアナウンスを受けたのでした...

でもとにかく無事に帰ることができてよかったです。

この日はもっと大変な思いをされていた人が多かったと思いますので、私はまだまだ運がよかったと思います。

143842b.jpg


さて、クイズの問題です。

地震で生じた家や家財の損害に備えるためにある地震保険ですが、
この地震保険の特徴として、正しいものは次のうちどれでしょう?

1、単独では加入できず、火災保険とセットで加入しなくてはならない。

2、地震や津波で生じた家や家財の損害の全額が保険金として支払われる。

3、地震保険料は、建物の構造が同じであれば、全国共通である。

★----------------------------------------☆

答えは、1、単独では加入できず、火災保険とセットで加入しなくてはならない。です。


火災保険では、地震、津波、噴火によって生じた家や家財の損害については補償されませんので、
地震保険に加入する必要があります。

ただ、地震保険は単独で契約することができませんので、火災保険に付帯して契約します。

(一部の少額短期保険には、単独で加入することができるものもあります。)

設定できる保険金額は、主契約である火災保険の30%~50%の範囲です。

さらに建物5,000万円、家財1,000万円が限度になっています。

そして全壊は100%、大半損は60%、小半損は30%、一部損は5%というように、損害の程度に応じて保険金が支払われます。

保険料は、鉄骨造、コンクリート造、木造など建物の構造と所在地(都道府県)によって決まります。

いろいろ制約が多いのは、巨大地震の発生時に保険会社が、
保険金の支払いに支障が出ない範囲で引受けを行う必要があるからです。

保険金額に制約がありますので、地震保険は万能ではありません。

地震で家が全壊した場合でも、保険金で同じ家を再建することはかなり難しいです。

でもいつ、どこで起こるかわからないのが大地震。

地震によるダメージをできるだけ少なくするために、地震保険について検討してみましょう。


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