Q41:定期預金のリスク (鵜飼を堪能)
2018.08.11 Sat
先日、初めて鵜飼鑑賞をしました。
宇治川で夏に開催されているもので、
夕方、浴衣を着て船に乗って
鵜匠さんが操る鵜が鮎を採るのを見物しました。
かがり火に照らされた川面で繰り広げられる技と光景は、
とても迫力があってそして美しかったです。
鵜飼は、漁のひとつの方法として、
なんと古事記にも書かれているぐらい昔からあったそうですが、
現在はもちろん料としてではなく、一つのエンターテインメントとして行われています。
しかし、鳥の首を縄でくくって、採る魚を横取りさせてもらおうという発想、
古事記の時代の昔から思いついたんですよね~
首にくくる縄は、あんまり締めすぎないようにしているそうで、
小さい魚だと、そのまま胃までスルーするみたいです。
でもあえて緩くしておかないと、魚を採っても、全く食べれないと、
鵜がやる気をなくしてしまうのだとか。
緩めすぎると、魚が全然とどまらなくなるので、
締めすぎず、緩めすぎずのバランスなども、匠の技が必要ということですね。
暑かったですが、お天気にも恵まれて、夏の宇治川の風物詩を堪能しました。

さて、クイズの問題です。
老後の生活費は、
基本的には国から給付される公的年金がベースになるのですが、
今は少子高齢化によって、平均的なライフスタイルでも公的年金だけでは、
老後の生活費は足りないといわれています。
ですので、自助努力で現役時代にその不足分を積み立てておく必要があります。
そんな将来のために、お金を積み立てる手段として、定期預金や保険会社の個人年金や
投資信託などの商品があります。
定期預金や、個人年金(変動型を除く)は、元本保証で安全というイメージが強いですが、
投資信託は、元本が保証されておらず、リスクがあってちょっと危ないというイメージが一般的です。
ただ、安全といわれる定期預金や個人年金の商品にも、実はリスクがあります。
それでは、この定期預金や個人年金で想定するべきリスクのうち間違っているものは、
次のうちどれでしょう?
1、銀行や保険会社が破たんしてしまったら、預けたお金は、100%は保証されない。
2、物価の上昇率よりも、適用金利が低い場合、お金の価値が目減りしてしまう可能性がある
3、マイナス金利が適用されることもあり、預けている期間が長いほど金額が減ってしまう。
★----------------------------------------☆
答えは、3、マイナス金利が適用されることもあり、預けている期間が長いほど金額が減ってしまう。です。
将来絶対起こりえないというわけではないですが、
個人向けの定期預金や保険商品の金利が、
マイナスになってしまうということは、極めて考えにくいです。
銀行が破たんした場合、預金保険保護機構によって、
一つの銀行につき元本1000万円とその利息が保護されています。
逆にいいますと、1000万円を超えると、保護されないということです。
ですので、1000万円以上預金をするときは、銀行を分けた方がいいです。
保険会社が破たんした場合は、保険契約者保護機構によって、
積み立てていたお金の90%が保護されるということになっています。
(保護の対象にならない保険の種類もあります)
定期預金や個人年金で将来のお金を積み立てる場合、
一番想定しておかないといけないのが、インフレリスクです。
インフレというのは、毎年物価が上昇していくことです。
今、例えば100万円する車は、手元に100万円あれば買えるのですが、もし物価が毎年2%ずつ上昇した場合、100万円の車は、10年後約120万円に値上がりしてしまいます。
手元にある100万円も同じように毎年2%ずつ増えなかったら、全く同じ車が10年後は買えなくなってしまいます。
つまり、物価の上昇によって、お金の価値がモノに対して実質的に減ってしまうということです。
これをインフレリスクといいます。
今は世の中の金利水準は、かなり低い状態です。
一般の銀行の10年満期の定期預金で、0.01%です。
100万円が10年間で1000円ぐらいしか増えません。
今はそんなに日本のインフレ率は高くありませんが、
2018年6月の消費者物価指数は0.8%になっています(前年比)。
つまり今でもすでに定期預金の金利より高くなっているということです。
そして、今後はもっと高くなる可能性があります。
日本のインフレ率を把握するための消費者物価指数は、毎月総務省が月末に発表しますので、ぜひ注目してみてください。
将来のためにお金を積み立てるのであれば、やはりこのインフレに負けないように、投資信託などで増やすという視点も大切になります。
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宇治川で夏に開催されているもので、
夕方、浴衣を着て船に乗って
鵜匠さんが操る鵜が鮎を採るのを見物しました。
かがり火に照らされた川面で繰り広げられる技と光景は、
とても迫力があってそして美しかったです。
鵜飼は、漁のひとつの方法として、
なんと古事記にも書かれているぐらい昔からあったそうですが、
現在はもちろん料としてではなく、一つのエンターテインメントとして行われています。
しかし、鳥の首を縄でくくって、採る魚を横取りさせてもらおうという発想、
古事記の時代の昔から思いついたんですよね~
首にくくる縄は、あんまり締めすぎないようにしているそうで、
小さい魚だと、そのまま胃までスルーするみたいです。
でもあえて緩くしておかないと、魚を採っても、全く食べれないと、
鵜がやる気をなくしてしまうのだとか。
緩めすぎると、魚が全然とどまらなくなるので、
締めすぎず、緩めすぎずのバランスなども、匠の技が必要ということですね。
暑かったですが、お天気にも恵まれて、夏の宇治川の風物詩を堪能しました。

さて、クイズの問題です。
老後の生活費は、
基本的には国から給付される公的年金がベースになるのですが、
今は少子高齢化によって、平均的なライフスタイルでも公的年金だけでは、
老後の生活費は足りないといわれています。
ですので、自助努力で現役時代にその不足分を積み立てておく必要があります。
そんな将来のために、お金を積み立てる手段として、定期預金や保険会社の個人年金や
投資信託などの商品があります。
定期預金や、個人年金(変動型を除く)は、元本保証で安全というイメージが強いですが、
投資信託は、元本が保証されておらず、リスクがあってちょっと危ないというイメージが一般的です。
ただ、安全といわれる定期預金や個人年金の商品にも、実はリスクがあります。
それでは、この定期預金や個人年金で想定するべきリスクのうち間違っているものは、
次のうちどれでしょう?
1、銀行や保険会社が破たんしてしまったら、預けたお金は、100%は保証されない。
2、物価の上昇率よりも、適用金利が低い場合、お金の価値が目減りしてしまう可能性がある
3、マイナス金利が適用されることもあり、預けている期間が長いほど金額が減ってしまう。
★----------------------------------------☆
答えは、3、マイナス金利が適用されることもあり、預けている期間が長いほど金額が減ってしまう。です。
将来絶対起こりえないというわけではないですが、
個人向けの定期預金や保険商品の金利が、
マイナスになってしまうということは、極めて考えにくいです。
銀行が破たんした場合、預金保険保護機構によって、
一つの銀行につき元本1000万円とその利息が保護されています。
逆にいいますと、1000万円を超えると、保護されないということです。
ですので、1000万円以上預金をするときは、銀行を分けた方がいいです。
保険会社が破たんした場合は、保険契約者保護機構によって、
積み立てていたお金の90%が保護されるということになっています。
(保護の対象にならない保険の種類もあります)
定期預金や個人年金で将来のお金を積み立てる場合、
一番想定しておかないといけないのが、インフレリスクです。
インフレというのは、毎年物価が上昇していくことです。
今、例えば100万円する車は、手元に100万円あれば買えるのですが、もし物価が毎年2%ずつ上昇した場合、100万円の車は、10年後約120万円に値上がりしてしまいます。
手元にある100万円も同じように毎年2%ずつ増えなかったら、全く同じ車が10年後は買えなくなってしまいます。
つまり、物価の上昇によって、お金の価値がモノに対して実質的に減ってしまうということです。
これをインフレリスクといいます。
今は世の中の金利水準は、かなり低い状態です。
一般の銀行の10年満期の定期預金で、0.01%です。
100万円が10年間で1000円ぐらいしか増えません。
今はそんなに日本のインフレ率は高くありませんが、
2018年6月の消費者物価指数は0.8%になっています(前年比)。
つまり今でもすでに定期預金の金利より高くなっているということです。
そして、今後はもっと高くなる可能性があります。
日本のインフレ率を把握するための消費者物価指数は、毎月総務省が月末に発表しますので、ぜひ注目してみてください。
将来のためにお金を積み立てるのであれば、やはりこのインフレに負けないように、投資信託などで増やすという視点も大切になります。
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