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Q6:インフレの影響 (効く風邪薬)

2011.02.28 Mon
先日この冬はじめての風邪をひきました。こたつでうっかり寝てしまったのがよくなかったようです。
私はあまり熱が高くなることはないので、たいがい病院にはいかず、市販の風邪薬を飲んでおとなしくしてるぐらいなのですが、昨年、なぜかよく効く市販薬に出会いました。
よくCMでも宣伝している『エス☆ックイブ』という薬です。
風邪ぐすりなんてどれもみな同じで、気休め程度に飲む感覚だったのですが、この薬をひきはじめに飲むと翌朝にはのどの痛みが和らいでいたり、咳がやんだりします。今までだいたい完治するまで1週間ぐらいかかっていたのが、4日ぐらいでOKになりました。
たまたまいつもの格安ドラッグストアに行った時、ちょうど安売りしていた薬だったのですが、以来ずっと愛飲しています。

効くと思って飲むからよけいに効くのかもしれませんが。。。

さて問題です。

製品や農産物やサービスなどの値段が継続的に上がっていくことを、インフレ(インフレーション)と言います。

景気がよくってモノがたくさん売れて、品不足になって値段が上がるというのが典型的なインフレの原因ですが、他にもいろいろなインフレの原因があります。

例えば戦争などが原因で、製品や農産物の生産が極端に減ってしまったり、石油などの資源が高くなって、それを材料にしている製品の値段が高くなるなどです。

製品や農産物やサービスの値段が急に高くなることは、生活する上でとても困ることなのですが、もうひとつ家計にとってマイナスになってしまうかもしれない要因があります。

ではそれはどんな要因でしょう?

1.インフレによってお金の価値が下がるので、インフレ率よりも高い利息でないと、預貯金の価値が減ってしまう。

2.インフレによってお金の価値が上がるので、国民がモノを買わなくなって景気が悪化して、企業の収益が減りその結果、賃金がさがってしまう。

3.インフレによってモノの値段が上がるので、国民が高級志向になり蓄財をしなくなる。


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答えは、1.インフレによってお金の価値が下がるので、インフレ率よりも高い利息でないと、預貯金の価値が減ってしまう。 です。

インフレになると、お金の価値が下がります。

たとえば、今日100万円の値段の自動車があるとします。もしインフレが1年で5%進むとすると、1年後には同じ自動車が105万円になっていることになります。
つまり、100万円では同じ自動車が買えなくなっていまうことになり、お金の価値が下がっていることになるのです。

ですので、もし将来のためにお金を預金したり運用したりしようと考えているのであれば、インフレ率よりも高い利率でないと、実質的なお金の価値が目減りしていくのです。

インフレ


日本は今デフレ(デフレーション)といって、インフレの反対のモノの値段が継続的に下がっている状態になっていますので、あまりインフレ率と運用利率を気にする機会がないかもしれません。

しかし全体的にはまだデフレ状態でも、石油などの資源や食糧が世界的に高騰していますので、わが国の物価にも影響が出始めています。

今後もしインフレ状態になったら、インフレ率よりも高い利率で運用しないと、お金の価値が目減りしてしまうということをぜひ心に留めておいてください。

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Category:お金と経済のちょっとクイズ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |